- 2026年2月14日
- 2026年2月28日
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【編集後記#1】ストーリーの中で、何を見ているのか
ざっと構成を組んで書きはじめる。 壁の色も床の素材も何も書いていない。 書いているのは、本棚に立てかけてある古い単行本 テーブルの上のマグカップ窓際に置かれた小さな植木鉢。そういうものばかり。 家の中を歩くとき壁なんて見ていない。 誰かが使ったもの誰かが選んだもの 誰かが動かしたものを見ていることに […]
ざっと構成を組んで書きはじめる。 壁の色も床の素材も何も書いていない。 書いているのは、本棚に立てかけてある古い単行本 テーブルの上のマグカップ窓際に置かれた小さな植木鉢。そういうものばかり。 家の中を歩くとき壁なんて見ていない。 誰かが使ったもの誰かが選んだもの 誰かが動かしたものを見ていることに […]
読み返すたびに、一文を足す。 「この部屋は静かだ」とか「ここには温かみがある」とか。 書いて、消す。また足して、消す。 なぜ消すのか。 自分でも長い間わからなかった。 「静かだ」と書いた瞬間読者の想像が止まる。 残すのは「静かさ」の分量 でも何も書かなければ読む人それぞれの「静かさ」が […]
文章だけを書いていた。 家の中を案内しているのに歩いている感じがしない。 読んでいて「歩けない」文章にはたいてい共通点がある。 情報が多すぎるか、間がないか。立ち止まれる場所が、ない。 小見出しは「看板」ではなく「踊り場」だと思っている。 一度、息を整えてまた歩き出せる。 画像も同じで言葉の流れを、 […]