ざっと構成を組んで書きはじめる。
壁の色も床の素材も
何も書いていない。
書いているのは、本棚に
立てかけてある古い単行本
テーブルの上のマグカップ
窓際に置かれた小さな植木鉢。
そういうものばかり。
家の中を歩くとき
壁なんて見ていない。
誰かが使ったもの
誰かが選んだもの
誰かが動かしたものを
見ていることに
ふと気づく。
これが、私の編集の
出発点だと思っている。

文章を整えるとき
最初に探すのは
「その人が選んだもの」だ。
だから
文章の「壁」は、直さない。
どんな言葉を使うか。
何を省くか。
どこで改行するか。
その人の感覚が宿っている。

その人が無意識に置いた
「マグカップ」を
もっと
見えやすい場所に動かす。
途中で、画像を入れようと
決めたとき
文章の隙間が見える。
今まで
隙間を言葉で埋めていた。
画像を置いたまま
しばらく画面を眺める。。
画像を置いたまま、しばらく画面を眺める。
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