【編集後記#2】説明しなくても、説明したい私。

読み返すたびに、一文を足す。



「この部屋は静かだ」とか
「ここには温かみがある」とか。

書いて、消す。
また足して、消す。


  なぜ消すのか。

自分でも
長い間わからなかった。






「静かだ」と書いた瞬間
読者の想像が止まる。



残すのは
「静かさ」の分量




でも何も書かなければ
読む人それぞれの
「静かさ」が、そこに生まれる。





説明したい文章と
  説明しない選択。



その葛藤が
編集の核にある。




  思い切って全部消す。


静かだとも
温かいとも書かない

窓が開いている_
カーテンが揺れている_
光が床に落ちている_





   そこだけ残してみる 。

しばらく、画面を眺める。


   一文を足そうとして、手が止まる __。


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