読み返すたびに、一文を足す。
「この部屋は静かだ」とか
「ここには温かみがある」とか。
書いて、消す。
また足して、消す。
なぜ消すのか。
自分でも
長い間わからなかった。
「静かだ」と書いた瞬間
読者の想像が止まる。
残すのは
「静かさ」の分量
でも何も書かなければ
読む人それぞれの
「静かさ」が、そこに生まれる。

説明したい文章と
説明しない選択。
その葛藤が
編集の核にある。
思い切って全部消す。
静かだとも
温かいとも書かない
窓が開いている_
カーテンが揺れている_
光が床に落ちている_
そこだけ残してみる 。

しばらく、画面を眺める。
一文を足そうとして、手が止まる __。
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